とおわから

2017.01.24

【十和の自慢の産業】「原木しいたけ」の駒打ち体験をしました!

十和の冬といえば、「原木しいたけ」。
11月~12月にかけて、とおわ市場の店頭には
原木の生しいたけがずらりと並んでいました。
そして新たな原木しいたけの栽培は、早くもすでに始まっています!
今回、原木に「しいたけ菌」を付ける駒打ち体験をさせていただきました!

 

十和の自慢の名産「原木しいたけ」

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原木しいたけは、四万十町十和を代表する産物の1つ。
十和は、過去に市町村別の椎茸の生産量で、
全国1位になんと2回もなっている生産地。
高度経済成長期、全国各地でスギやヒノキが植えられた頃、
十和では椎茸の生産を残すために、クヌギなどの広葉樹が植えられました。
そのため、全国的に椎茸の生産が減った現在も、
十和は多くの生産量を誇っています。

 

流域の山の中で栽培される「原木しいたけ」

原木椎茸①

四万十で「しいたけ」と言えば、原木栽培によるもの。
人工の培地にて短期間で作られる「菌床椎茸」とは異なり、
山の中で1~2年かけてじっくり育てます。
山のクヌギ・カシ・ナラなどの広葉樹の木を切り倒し、
山から下して長さをそろえます。
そしてしいたけ菌をその「ほだ木」と呼ばれる原木に打ち込み【今回の体験作業】
再びそれを山に上げ、急な斜面に並べます。
そして自然の環境の中で、温度や湿度を管理しながら
丁寧に栽培し、自然に生えてくるのを待つ。

原木椎茸②

椎茸の菌が木の養分を取ってどんどん太く大きくなります。
養分を吸い取られた木がボロボロになっていくのが、その証。
そしてまた、ボロボロになった「ほだ木」は畑の肥料となります。
じっくりと、四万十の流域の山、水、空気が育む十和の産物。
このように自然の循環によってつくられるのが、
ここ四万十の「あしもと」にある自慢の食です。

 

原木への「しいたけ菌」駒打ち体験

今回体験させていただいたのは、「植菌作業」という原木に種菌を植え付ける作業。
この作業が遅れると、菌の成長が遅れるなど後々ほだ木に影響が出てしまいます。
今回は、「駒菌」という菌の種類を使用しました。
水分調整した木片(駒)に、しいたけの菌糸を培養したタイプの菌。
まず、山から切り倒して下してきた原木にドリルで穴を複数あけます。

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そこに、駒菌を入れて、カナヅチでトントンとたたき、
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原木に駒菌を埋め込みます。
この作業をひたすら繰り返し、大量の原木に菌付けをする。

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今回の作業は、原木しいたけを育てる工程のほんの一部。
それでも、体力を要する作業であることを実感しました。
この後に、この菌付けをされた原木を再び山に上げるということを考えると、計り知れないパワーの必要な産業であることを感じます。

 

十和の産業としての「原木しいたけ」

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現在、1番若い生産者の方も40歳を越えています。
やはり木を運ぶなど体力を要する作業、さらには急斜地での作業なため、高齢化は1つの課題。
「若手の後継者がほしい」との切実なお言葉は、しいたけ農家の方からよく聞きます。

しかし、原木椎茸の生産はそんな簡単にできるものではなく、知識が必要。
現場では、水の管理や菌付けなど作業が並行して行われます。
さらに、椎茸はただ菌を付けてほったらかしの単純作業ではありません。
まずは土台となる木をつくり、水を管理して、「栽培」します。
手を加えて、手を加えて、「育てる」。
それが質の良い椎茸をもたらします。

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このようにして、十和の産業は今も続いています。
しかし、最近2年は様々な条件によって収穫量が減ってしまっています。
地域の産業があっての地域の食材。
そして、地域の人があっての地域の産業。
様々なことが循環する、人と産業が動き続けることを望んで、
日々、「十和」を大切にしたいな。
改めて、そんなことを感じました。

 

 

 

s_椎茸のたたき①

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

かつまた

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〒786-0535 高知県高岡郡四万十町十和川口62-9電話 0880-28-5421 FAX 0880-28-4875

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