とおわから

2015.03.19

昔大根?昔高菜?伝統野菜を残す取組が高知の四万十で盛り上がってる件

こんにちは、石田です。
今日は昔大根、昔高菜、昔カブなどの伝統野菜について。

先日の高知新聞に伝統野菜を残す取組が掲載

この話題が沸騰したのが先日の高知新聞の記事。
十和の伝統野菜を残そうと地元の加工グループを中心にPR活動が行われてきたそう。

▼web版もありますので以下参照
『高知県四万十町十和の伝統野菜残そう 昔カブ、昔大根など料理しPR』(高知新聞)

この日は取組の中心となっている「とおわおかみさん市」や道の駅にも電話が殺到。
伝統野菜の種を分けてほしいというお問い合わせが跡を絶ちませんでした。

もはや当たり前になっていた昔だいこん

いわれてみたら「おかみさん市バイキング」でも度々見かけていた昔大根などの伝統野菜。

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昔大根のたたき

最初は「昔だいこん?なにそれ?」と不思議に思っていましたが、自然と当たり前になっていくのが人間の性ですね。

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こちらが昔大根

地元の大道集落の取組なので聞いてみた

伝統野菜を残す取組をしているのが「大道(おおどう)」と言われる十和地域でも指折りの山奥の集落。
「国道沿いでは雨だけど、大道は雪」というもはや気象が違うといっても過言ではない地域で、取組をされていました。

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大道のみなさん

商品だったら、大道の豆腐の味噌漬けなんかが有名です。
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お話を聞いていくなかで、大道集落のみなさんと一緒に伝統野菜に取り組んできた人が浮上してきました。
それが山塩で有名な森澤さん

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かつて営農指導員だった際に大道の畑で伝統野菜を知ったのがきっかけで、その普及活動に取り組んでおられたそう。

膨大な資料をいただきました

そんな森澤さんにもお話を聞いたところ、「よっしゃ資料のデータやるわ!」ということになりました。
それはそれは膨大な量で、この取組をどれだけ熱心にされてきたのかがわかります。
以下で一部紹介したいと思います。

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昔カブ

『おいしいけど売らない「昔〇〇」より引用』

「おばちゃん、こりゃぁ中国野菜の大根じゃろ?芯だけが真っ赤な大根もあるよね。」などと知ったかぶりをして尋ねると、「違うよ、こりゃぁ昔大根やき」という返事。「はぁ~?昔大根?そりゃぁなんじゃろう??」

営農指導員だった森澤さんにとっても珍しい野菜だったようです。

おかみさん達のしゃえんじり(家庭菜園)を回っているうちに方々で昔大根を作っていることがわかりました。大根だけでなく「昔○○」と言った「昔野菜」が色々とあるんです。秋冬野菜で言えば昔大根、昔カブ、昔タカナ、春夏には昔ウリ、昔キビといったようなものです。その他にも、牛小豆などの豆類、たかきび・あわ・ひえなどの雑穀類も作られています。

伝統野菜も種類が豊富ですね。

一口に昔野菜といっても普通の野菜とくらべて何がどう違うんだろうと思いますよね。おかみさん達にその違いを率直に聞いてみました。「昔大根や昔カブはまず一番にスにならんし、やおい(軟らかい)、搭が立たんき作りよいよね。煮物にしたら甘味があって、酢の物にしたら目の覚めるようなピンク色になるけん、そこが魅力でもあるよね。」

昔〇〇シリーズは通常の野菜と調理の面でも特徴が違うんですね。

「今の品種はF1(=交配種)なので次の年は種をとってもちゃんとできんし、種を採れん時もある、昔野菜はそれがない。」

これ、個人的にとっても大事なことだと思います。
交配種を使うと色や形が均一になりやすく、商売には向いているようです。
ただ、その土地で繰り返し種をとって作られた野菜って、今の野菜よりもさらに色濃く地域の味が出るんじゃないかと思います。

おかみさん市バイキングで食べられます

長々とお話した昔〇〇シリーズ。
道の駅で毎週水曜日に行われているおかみさん市バイキングで食べられます。

メニュー開発も熱心にされていますので、新メニューが食べられるかもしれませんよ!
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では、今日はこのへんで。

いしだ

いしだ

 

〒786-0535 高知県高岡郡四万十町十和川口62-9電話 0880-28-5421 FAX 0880-28-4875

道の駅四万十とおわ
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